【新唐人2015年10月01日付ニュース】
中国建国記念日前日の9月30日午後、広西柳城県(りゅうじょうけん)で連続爆発事件が発生し、現場は政府庁舎、刑務所、病院、市場など17カ所で、現地の警察は当日の夜9時までに7人が死亡、51人が負傷し、2人が消息不明であると発表しました。
現地住民によると、爆発は2時間の間に17ヵ所次々と発生し、爆発音が鳴り響きました。爆発物は速達小包の中に仕込まれていたそうです。
ウェブ上に投稿された写真には、まるで空襲を受けたかのように建物が崩れ、瓦礫が散乱しており、けが人は血だらけです。また、死傷者など最も被害の深刻な職員宿舎では建物の大部分が崩壊し、3人が死亡、5人が負傷しています。
国営新華社によると、現地警察は一連の爆発を刑事事件とみて、容疑者として33歳の男性を拘束し、取り調べています。
しかし、中国の多くのネットユーザーは、たった1人で街を廃墟に出来るのかと、警察の話に疑問を投げかけています。
爆発事件後、多くのネットメディアはリアルタイムで報道を展開しました。その中で真っ先に報道した大手ポータルサイト新浪新聞(シナ・ウェイボー)は、生放送の1時間後に突然放送を打ち切られたうえ、爆発のニュースも一度トップページから消えました。上海の澎湃(ほうはい)新聞なども解説していた特設ページがなくなり、香港フェニックスでもトップページから関連情報が外されました。
香港『経済日報』によると、爆発事件は中国共産党執政66周年前夜の敏感な時期に発生し、この連続爆発事件の関連情報については政府により厳しく管理されおり、午後4時頃発生した爆発事件は、6時までの2時間の間にメディアは次々と報道を控えました。
情報筋によると、中央宣伝部は各メディアにたいし、新華社の報道のみを使用するよう緊急通達し、事件に関する各自の取材報道を禁じ、特集などを組まないよう指示したと伝えられています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/10/01/a1226989.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/李)
広西連続爆発事件, 宣伝部, 報道規制